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しゅん の ブログ

デニム製品を色焼けから復活させる

2年前に購入したMARC BY MARC JACOBSの帽子が色焼けによって赤茶色になってしまったので、今回はそれを復活させようと思います。

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新品では上のように綺麗な黒デニムだったのですが、1年近く使っていくうちに日に焼けたような赤茶色が目立つようになりました。室内では目立たないのですが、日光下で被っているとこの赤茶色が目立ち、すごく古い帽子に見えてしまい、最近は全く被っていませんでした。

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 上の部分が変色しているのがわかります。

 

 

 

ちなみにデニムの変色には色落ちと色焼けの2種類があり、この日に焼けたような変色は後者だそうです。原因はガス焼けや空気中の窒素等諸説ありますが、主には日光中の紫外線が原因のようです。前者の色落ちは染色された糸が摩擦によって徐々に白っぽくなる現象のことで、ジーンズの加工等でも耳にしますね。色落ちは見せ方次第で最高にかっこよくなりますが、この色焼けは古着風に着こなす以外でかっこよく見せることは難しいでしょう。

 

 

 

今回は、以前から気になっていた「ジーンズ染めQ」という商品を使ってこの帽子を復活させようと思います。本体はスプレータイプになっていて、デニムや布製品に使うことで記載の色に染めることができます。ネイビーブルーやコスミックブルー等のカラーバリエーションがあり、今回は黒の帽子を染めるためブラックを購入しました。

 

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https://www.amazon.co.jp/dp/B0091FLRWU/ref=cm_sw_r_cp_api_PRJszbPHJ4JZN

 

 

ちなみに私が購入した70mL入りのもので0.2〜0.4平方メートル塗ることができます。この商品、探してみたのですがどうやら大きいサイズがありません。ですのでジーンズひとつを塗り潰そうと思ったらこれが10本単位で必要になってしまいます。

 

 

 

使用自体はとても簡単で、使用する布製品を洗って乾かした後にマスキングテープ等で色をつけたくない部分を覆い、よく振った本製品を吹き付けるだけです。満遍なく吹きかけたあとに少し乾かし、再度満遍なく吹きかける、これを3〜4回繰り返すことでムラなく綺麗に塗ることができます。

 

 

 

私はマスキングテープがなかったのでガムテープでロゴとアジャスターと金属部品をマスキングしてスプレーしました。

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これを数回繰り返した後乾かしたあとがこち

 

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ご覧の通り色焼けは見事に消え、真っ黒な帽子として生まれ変わりました。素人が適当にやってもムラなく仕上がったので、製品自体はすごく使いやすいように思います。ただ、デニム製品特有の綾織り模様も見事に消えてしまい元の帽子とも別のものになりました。私は特にこだわっていなかったので大丈夫でしたが、デニムの質感を残したい場合は使用は避けたほうがいいでしょう。また、今回はブラックのみの使用になりましたが、他のカラーではまた違った質感になるのかもしれません。さらに元は柔らかいデニムだったのですが、繰り返し塗布することで多少ゴワついてしまいました。洗えばゴワつきはとれるらしいのですが私は色が落ちるのが怖くてまだ洗えていません。レビュー等見てみると一応洗っても大丈夫とのことでしたが少し怖いですね。(マスキングが甘くてロゴがに少し黒くなってしまいました。やはりちゃんとしたマスキングテープを使用するべきでした。)

 

以上がジーンズ染めQを使用した感想です。

 

以前のデニムの帽子とは質感の違う綺麗な黒の帽子に仕上がりましたが、ムラなく染めることができたのでとても満足しています。色焼けが目立ちはじめてからは全く被っておらず、失敗してもいいからダメ元で染めてみようくらいの気持ちだったのですが、思った以上に綺麗な仕上がりになったため今では普通に使用しています。

 

色焼けが原因で使わなくなったデニム製品がある方は是非使ってみてください。